AGP 9.2.0のR8最適化でKotlin Coroutinesが最大2倍高速化

AGP 9.2.0のR8最適化でKotlin Coroutinesが最大2倍高速化

Atomic*FieldUpdater を Unsafe に置き換える最適化が追加

kotlinx.atomicfu 経由のコルーチン処理に大きく影響

Android Gradle Plugin 9.2.0 以降では、R8 が大半の

Atomic*FieldUpdater

呼び出しを

Unsafe

ベースの実装に最適化するようになりました。対象はアプリ実行時の並行処理で多用される atomic 操作で、共通的な操作では 2 倍から 4 倍の性能向上が見込まれています。

この変更の影響が大きいのが

kotlinx.atomicfu

です。atomicfu は

kotlinx.coroutines

が内部で使う atomic 操作の実装を担っており、ここが高速化されることで、コルーチンの起動やキャンセルが最大 2 倍高速になります。アプリのソースコードを書き換えなくても、ビルド時の最適化だけで恩恵を受けられる点が今回の要点です。

Google は、この最適化の効果を得る条件として AGP を 9.2.0 以上に更新することを挙げています。R8 は Android ビルドの縮小・最適化・難読化を担うツールですが、今回はサイズ削減だけでなく、コルーチンのランタイム性能に直接効く最適化が加わった形です。

Kotlin を主言語として採用する Android アプリが増える中で、コルーチンは非同期処理の中核になっています。今回の更新は、UI イベント処理やバックグラウンド処理そのものに新しい API を追加するものではありませんが、既存のコルーチン利用コードの実行コストを下げる変更として意味があります。

参照元

– [android] How R8 made Kotlin Coroutines on Android 2x faster
https://android-developers.googleblog.com/2026/07/how-r8-made-kotlin-coroutines-2x-faster.html

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