Devin、セッション管理やSlack連携を強化 2026年5月17日アップデートまとめ

「Devin」に、2026年5月17日付のアップデートが公開されました。

今回のアップデートでは、セッション管理機能の大幅強化に加え、Slack連携の改善、MCP統合の拡張、PRレビュー体験の向上など、実務利用を意識した改善が多数追加されています。

特に注目したいのは、セッションフォルダ機能一括アーカイブ、そしてTavily検索のMCP対応です。チーム利用や大規模運用時の使いやすさが大きく向上しました。

セッションをフォルダ管理できるように

今回のアップデートで、左サイドバーのセッションを折りたたみ可能なフォルダで整理できるようになりました。

フォルダは展開・折りたたみ状態が組織単位で保存されるため、日常的なプロジェクト管理がしやすくなります。

Devinを長期間使っているとセッション数が増えがちですが、今回の機能追加によって整理性がかなり改善されそうです。

「Archive All」でセッション整理が高速化

サイドバーには新たに**「Archive all(すべてアーカイブ)」**が追加されました。

これにより、

  • 全セッションを一括アーカイブ
  • Askセッションもまとめて整理
  • 確認ダイアログとUndo(取り消し)対応

が可能になっています。

Sub-Devin専用フィルターを追加

セッション一覧には新たに**「Sub-Devin」フィルター**が追加されました。

これにより、

  • 親セッションのみ表示
  • 子セッションのみ表示
  • 両方を組み合わせて表示

といった切り分けが可能になります。

自動化やマルチエージェント運用を行うチームにとって、管理性向上につながるアップデートです。

Enterprise向け機能も強化

Enterprise利用者向けにも複数の改善が入りました。

デフォルトロール設定

管理者が新規参加メンバーのデフォルト権限を設定可能になりました。

組織参加時に自動で適切なロールが付与されるため、オンボーディングの手間を削減できます。

Organization IDをワンクリックコピー

Organization IDが、

  • Settings → General
  • Settings → Devin API

の両画面でコピー可能表示になりました。

管理者ロック設定が分かりやすく

管理者によって固定された設定には、ロックアイコン+説明ツールチップが表示されるようになりました。

MCP統合もさらに進化

Devinの大きな特徴であるMCP連携も強化されました。

OAuthクライアント資格情報を直接設定可能に

SalesforceのようなDynamic Client Registration非対応MCPについて、OAuthクライアント情報を直接入力できるようになりました。

Tavily検索がMCP Marketplaceに登場

今回かなり注目なのが、Tavily MCPの追加です。

TavilyはAI向けに最適化されたリアルタイム検索サービスで、

  • Web検索
  • コンテンツ抽出
  • 情報収集

をDevinセッション内から利用できるようになります。

エージェントによるリサーチや情報収集ワークフローがさらに強化されそうです。

PRレビュー体験も改善

Devin Reviewにも複数の改善が入りました。

主な変更点は以下です。

  • PR Actionsメニュー復活
  • Auto-review設定へ即アクセス
  • Checksタブを常時表示
  • CI状況確認を容易化
  • @メンション検索を高速・高精度化

特に@メンション検索はfuzzy検索に対応し、曖昧な入力でも目的のSkillやRepositoryを見つけやすくなっています。

Slack連携とセキュリティも強化

Slack関連では、

  • 未参加チャンネル名の解決改善
  • メンション表示改善
  • 重複投稿防止
  • チャンネル一覧更新不具合修正

など、多数の品質改善が入りました。

さらに、Enterprise向けSlackチャネル隔離の認可強化も実施され、組織間アクセスの誤許可を防止するセキュリティ改善も含まれています。

セッション動画を直接ダウンロード可能に

セッション録画についても改善が入り、動画プレイヤーから録画ファイルを直接ダウンロードできるようになりました。

まとめ

5月17日のDevinアップデートは、派手な新AI機能というよりも、日常運用の使い勝手を大きく底上げする改善が中心でした。

特に注目ポイントは、

  • セッションフォルダ管理
  • Archive All
  • Sub-Devinフィルター
  • Tavily MCP統合
  • Slack/PRレビュー改善

あたりでしょう。

Devinが単なるAIコーディング支援ツールではなく、チーム開発向けAIワークスペースへ進化している流れが見えるアップデートと言えそうです。


参考:Devin Release Notes
Devin Release Notes Overview

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